メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平“魂の投球”→驚きの展開に!「こんな現場は初めて」記者が忘れられない名シーン…ドジャース名将からのラブコール「今夜の私はファン」
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2023/10/05 11:05
今季は本塁打王のタイトルを手にした大谷翔平。しかし、投球もすごかった!
ラブコールは更に続いた。
「メジャーに来た頃と比較すれば、内角の打ち方が良くなった。高めの球もだ。対応力が上がっているから、投手は投げるコースが限定されてしまう。修正能力があり才能がある。彼は賢い選手だから同じところに投げてはいけないんだ」
記者も驚いたやり取り「こんな取材現場は初めて」
ここまでくると報道陣もこの言葉を投げかけるしかなかった。
「彼を獲得したいのですか?」
するとギリギリの言葉で返した。
「彼のことが好きでない監督はいないと思うね(笑)。でも、今はエンゼルスの選手だ。タンパリングはできないよ(笑)」
95年からメジャーリーグの取材を続けているが、これほど滑稽な取材現場は初めてだった。それも大谷翔平が唯一無二な存在であるがゆえ。忘れることのできない試合となった。
投手として、再びマウンドへ上がるのは25年シーズンが予想される。そのときのユニフォームの色は赤なのか青なのか。それとも紫か橙か、それ以外なのか。投手・大谷翔平の復活を楽しみに待ちたい。