プロ野球スカウトが思わず「彼は今すぐ日本シリーズのマウンドに立てる」2023年“ドラ1候補の30人”は誰だ？ ホークス三軍から10奪三振の大学生も

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　1965年にドラフト制度が始まって以来、もしかしたら史上最高レベルの人材豊富なドラフトになるかもしれない「2023年」。

　昨年のこの時期には、7、8人しか名前が上がらなかった「上位候補」が、今年はすでに30人ほどの名前がスッと挙げられる状況になっている。

　ならば、その「人材」たちとは、どのような選手たちなのか。その近況も含めて、選手たちの実力のほんとのところを記してみたい。「社会人選手3人、大学生選手21人、高校生選手6人」という顔ぶれになった。

　単なる「人物紹介」ではなんなので、今回のレポートは「未来予想図」というおまけ付きだ（もちろんこういうことは、読者のみなさまのそれぞれの視点があると思う）。

　さっそく、社会人選手3名から紹介していく（選手の登場順は、所属チーム＆所属リーグを北からたどっている）。

【ドラ1候補・社会人編1】度会隆輝・外野手・20歳・ENEOS（横浜高）・183cm84kg・右投左打

「あいつがいるだけで、チームがパッと明るくなるんですよ！」。チームメイトも認める外向きのエネルギー。高校時代から評価されてきた野球センスだが、強豪ENEOSの2年目からフルに発揮しているのはさすがだ。都市対抗予選に本戦、さらには日本選手権……大舞台に強く、決勝弾もたびたび。プロ入りより難しいといわれる社会人ベストナインに選ばれ、最多本塁打、最多打点の三冠を獲得し、20歳にして社会人球界トップクラスのバットマンに台頭。強肩・俊足も一級品だ。

　未来予想図／秋山翔吾（広島）

【ドラ1候補・社会人編1】度会隆輝・外野手・20歳・ENEOS（横浜高）・183cm84kg・右投左打　©JIJI PRESS

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【ドラ1候補・社会人編2】松本健吾・投手・24歳・トヨタ自動車（亜細亜大）・180cm80kg・右投右打

　昨季、1年目からトヨタ自動車のハイレベル投手陣の中核的存在として奮投。都市対抗では1対0の緊迫ロングリリーフで完璧投球。秋の日本選手権でも、強豪パナソニックを内野安打1本に抑える完封勝利。最速152キロ、アベレージ145キロ前後の速球にスライダー、カットボール、フォークで気迫のこもった投球。ベテラン投手でも極度に緊張するという「社会人の大舞台」で、着々と実績を積み重ねている。東海大菅生高3年の夏、球場中が応援モードの早稲田実業・清宮幸太郎を抑えた快投も記憶に残る。

　未来予想図／上沢直之（日本ハム）

【ドラ1候補・社会人編2】松本健吾・投手・24歳・トヨタ自動車（亜細亜大）・180cm80kg・右投右打　※写真は東海大菅生高時代　©JIJI PRESS

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