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村上宗隆はなぜ自分の可能性を信じ続けられたのか? 過去発言から読み解く「もっとやれたんじゃないのか」「一番怪物だったのは…」 

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posted2023/03/22 18:02

村上宗隆はなぜ自分の可能性を信じ続けられたのか? 過去発言から読み解く「もっとやれたんじゃないのか」「一番怪物だったのは…」<Number Web> photograph by Getty Images

昨季セ・リーグ三冠王の村上もWBCの1次ラウンドでは苦しみ、4番から5番へと打順が変わったがマイアミの地で見事復活を果たした

「ホームランも、打点もプロ2年目としては立派な成績だと思います。でも、同時に多くの課題も見つかった。それは本人がいちばん理解しているはず」

 2020年、村上は打率.307、28本塁打86打点をマーク。2年連続最多三振となったものの115まで減らすなど、打撃に確実性が増した。そして4年目の2021年はリーグ優勝決定時点で全141試合出場、打率.283、39本塁打、112打点。二冠王の可能性を有し、MVPの有力候補と言ってよいほど、世代を代表する長距離砲へと成長したのだった。

侍ジャパン合流直後に聞いた「一番怪物だったのは?」

<名言3>
一番怪物だったのは? 山川さん(笑)。
(村上宗隆/NumberWeb 2023年2月18日配信)

https://number.bunshun.jp/articles/-/856512

 ◇解説◇
 村上らしい無邪気さが見えたのは、2月に宮崎で行われた侍ジャパンの強化合宿でのことだった。村上は実戦形式のライブBPではダルビッシュ有から豪快な一撃を叩き込むなど、長打力を見せつけていた。それとともに注目が集まったのが村上、山川穂高、岡本のセ・パ本塁打王経験者による打撃練習だ。3人の柵越えトータル本数は37本をマークするなど豪快なアーチでファンを喜ばせた。その中で村上は山川のパワーにビックリするとともに「でも岡本さんも、僕もそれぐらいのパワーはあるので、ファンの皆さんはそういうところにも注目して楽しんでいただければと思います」と話していた。その岡本と村上が大一番のアメリカ戦でそれぞれホームランを放ったのは、巨人とヤクルト以外の他球団ファンも“エモく”なる瞬間だっただろう。

投手陣だけでなく野手陣も多くコミュニケーション

 なお、村上から絶賛された山川はこんな風にコメントしている。

「みんなから無視されたらどうしようって思っていたけど(笑)、思いのほかみんなが喋りかけてくれました。今日は宗(村上)とも喋りましたし、和真もロッカーが横ですし、周東も近い。さっき喋ったんですけど、バットのこととか、色々な会話ができて嬉しかった」

 投手ではダルビッシュ有を中心に団結していく様子が日々伝えられていたが、野手陣もしかりだったようだ。

【次ページ】 三冠王の村上がシーズン前に予告していた「さらに大きな選手に」

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