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ソダシがまた“競馬史”を書き換えるのか…マイルチャンピオンシップを勝つのは白毛の女王か、「ポテンシャル天井知らず」の3歳馬か?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2022/11/19 11:02
前走・府中牝馬Sでは2着だったソダシ。マイルCSでは、3歳世代や強豪古馬勢らとの戦いとなる
「ポテンシャルは天井知らず」の馬が本命だ
◎ダノンスコーピオン
○サリオス
▲シュネルマイスター
ダノンスコーピオンは、川田が「世代のチャンピオンではなく、日本のマイルのチャンピオンに」とコメントしているように、マイラーとしてのポテンシャルは天井知らずだ。
引いたのは8枠15番。予報では傘マークがあり、先週のエリザベス女王杯と同じ外が有利なトラックバイアスだとすれば好枠と言える。筆者が1月に当コラムに書いた「2022年全GI予想」でこのレースを勝つと予想した馬でもあり、応援馬券を買いたい。
サリオスとシュネルマイスターはともにドイツの牝系から出た馬で、2頭は曾祖母(Salde)が同じ「はとこ」同士。
シュネルマイスターは、父がイギリスとフランスでマイルGIを4勝した名種牡馬キングマンという世界的良血。日本で飽和状態になっているサンデーサイレンスの血が入っていないだけに配合できる牝馬の幅がひろく、今から種牡馬としての成功が約束されているようなものだ。勝ってさらにハクをつけるか。
トリガミになるかもしれないが、印をつけた3頭の馬連ボックスも買って、1分30数秒の熱戦を見届けたい。
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