川瀬　いや、ちっとも。

――とても柔らかい表情をしていましたよね。ほほ笑んだり、爆笑したり。

川瀬　誰の書き込みですか。名前、教えてください。おれがそいつをにらんでやるんで。

はら　毎回、思うんですけど、川瀬は、負けたらすぐ普通の状態に戻れるのがすごいと思いますね。それまでは、これから人を殺しにいくんじゃないかみたいな目をしてるのに。

――川瀬さんは、おもしろいものに対しては素直に敬意を表されますよね。

はら　そこは純粋なんです。

川瀬　最終決戦に進めなかった時点で、もう、単なるM-1ファンになってますから。それに、結果が出てるわけですから。好き嫌いはあるけど、それを超越するものが結果ですから。それに不平不満をもらしたら、優勝したときの自分にも申し訳ないじゃないですか。自分が優勝したときのために勝った人を称えていると言ってもいいぐらいですね。

――らしい言い方ですね。

はら　結局は、自分のため。

川瀬　はい。

松本人志が錦鯉に優勝トロフィーを渡すシーン　©M-1グランプリ事務局

「あれは嘘です」

――今回、もし最終決戦に勝ち進めていたら、2本目は下ネタをぶつけるつもりだったという話も聞きましたが。

川瀬　あれは嘘です。やりたかったのはホンマですけど。もしはらさんがやりたいと強硬に主張してきても僕が止めてました。

はら　やる気ではいたんです。ただ、終わってから、やるなんてことにならなくてよかったなとつくづく思いました。ゴールデンですから。3世代で観ている家庭もあるということを忘れて、ただ、自分のやりたいネタをやろうとしていたので。

川瀬　下ネタは下ネタでも、その種類がマジできついネタやったんです。

はら　きつすぎました。

川瀬　ほんま、ちょっと、やばい。M-1どうのこうの以前に、この僕ですらやばいと思うぐらいのネタなんで。

テレビの仕事は断っているんですか？

――通常のライブでは、ゆにばーすは、相当ぶっ飛んだネタもやっていますものね。

【次ページ】　テレビの仕事は断っているんですか？