千鳥・相席食堂“M-1回”もまさかの欠席…ゆにばーす川瀬名人（37歳）本人に聞く、なぜテレビに出ない？「基本、断ってます」

――ゆにばーすは2013年結成なので、2028年までM-1に出場できます。あと7回チャンスがある。今回で3回目の決勝進出でしたが、早い内から何度も決勝に勝ち進んでしまうと、あとが長いというか、そこからが大変な気がしてしまいます。

川瀬　いつもは決勝で負けても、次はこうしたらいいんやろなというのが何となく見えてくるもんなんです。でも今回は、めちゃくちゃ難しいですね。今回のネタの作り方、見せ方は、現時点では最高のものだという確信があったんです。でも、本質というか、もっと人間の奥を見せてくれ、みたいなんがあったんですかね。

――はらさんの目からは、どう見えましたか。

結成8年で3年ぶり3度目の決勝となったゆにばーす。川瀬名人（37歳、右）とはら（32歳）。東京吉本所属

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はら　もう、川瀬自身だと思いますね。やっぱり、つくっちゃってるんで。自分自身をつくってしまうと、どうしても、そこを突かれる。私もまだはっきりとここだと言えないので、うまくアドバイスできないんですけど。そこは自分で見つけるしかないと思うんです。

川瀬　これ以上、がんばれっていうのか。今回、けっこう見つけたつもりでおったんですけどね。

はら　予定調和過ぎるんです。川瀬が自分で書いてるから。

川瀬　でも、今回のネタ（男女間の友情は成立するか否かをディベートするネタ）は、嘘は1つしかないんですよ。僕が実際にはらさんとディベートして負けるわけはないのに、ネタの中では負けている。そこは予定調和の逆、むしろ予想を裏切った。そこがおもしろいと思ったんですよね。あとは嘘はまったくついてない。ボケって、いうたらウソですからね。そんなこと思ってないのに、笑かそうと思ってわざわざ言うてるだけで。でも僕らの今回のネタは、自分で思うてないことは1つも言ってない。つまり、ボケてないんですよ。しゃべくり漫才を極めようと思ったら、最終的にそこに行きつくんです。嘘がなくても、その人自身の思考がおもしろいから笑えてしまうという。だから、同業者には、めちゃめちゃ褒められたんですけどね。ええネタや、って。

「人を殺しにいく目をしていたのに…」

――もものせめる。さんが、ネット上で、決勝のエンディングのとき、ももとゆにばーすの川瀬さんが錦鯉をめっちゃにらんでたみたいな書き込みを見つけたらしくて。動画を確認したんですけど、そんなににらんでました？ 

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