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名門シャルケで“前半戦No.1センターバック”に覚醒… 板倉滉「オレは成長できる」「ブンデス1部でも十分やれる」と語る理由

posted2022/01/27 11:06

 
名門シャルケで“前半戦No.1センターバック”に覚醒… 板倉滉「オレは成長できる」「ブンデス1部でも十分やれる」と語る理由<Number Web> photograph by picture alliance/AFLO

ドイツの名門シャルケに加わった板倉滉。代表合流前に話を聞いた

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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吉田麻也に続き、冨安健洋も代表離脱となった日本代表1、2月シリーズ。大事なCBの統率役を担うと目されるのが、板倉滉だ。代表戦を前にしたタイミングで今季から加入したシャルケでの奮闘、飛躍の要素について聞いた(全2回)

 今季から名門のユニフォームに袖を通している板倉滉が、試合を支配するほどの活躍を見せているのをご存じだろうか。

 板倉は、昨季までの2年半にわたって、マンチェスター・シティからレンタル移籍という形でオランダのフローニンゲンでプレーした。そんな彼が新たに期限付き移籍で加入したのが、シャルケ04だ。昨季はブンデスリーガ1部で最下位に沈み、31年ぶりに2部での戦いを強いられているドイツの名門だ。今季のシャルケは20試合を終え、自動昇格となる2位ザンクト・パウリと勝ち点3差、入れ替え戦に回る3位ブレーメンと勝ち点1差の4位につけている。

 そんなチームにあって主に3バックの中央のリベロとして板倉は(2022年に入ってからの2試合では怪我人や出場停止の選手が出たためストッパーのポジションで出場)、異彩を放っている。ドイツの老舗『キッカー』誌はウインターブレイク中に、シーズン前半戦の各ポジションの選手のランキングを発表したが、2部のセンターバック部門で1位に選ばれたのは、板倉だった。

 初挑戦の舞台で、どんな想いを胸に、圧巻のパフォーマンスを見せているのか。独占インタビューで、あますことなく語ってもらった。

そもそも、シャルケ移籍を決めた理由って?

――そもそもシャルケへの移籍を決めた理由は何だったのでしょう?

「シャルケの強化部の方と、FaceTimeなどを通じて直接、やり取りしました。そこで、『なんとしてもシャルケに来てほしい』という思いがすごく伝わったからです。(2018年に川崎フロンターレからベガルタ)仙台へ移籍した時も、丹治祥庸さん(当時の強化育成本部長)や渡邉晋さん(当時の監督)がわざわざ仙台から川崎まで会いに来てまで熱意を伝えてくれたことで、移籍を決めました。今回の移籍もあのときと通じる部分があるように感じます。

 あと、シャルケの歴代の選手や、スタジアムやサポーターの熱さなどをまとめたムービーも強化部の方から送ってもらったんです。それを見て、『シャルケはビッグクラブなんだ』と感じたし、『あのスタジアムでプレーしたい!』と思えて」

――首脳陣は板倉選手の能力を高く評価していたようですが?

「僕の良いところについても話してもらったんですけど、その評価にビビッときたというよりも、『オマエのような選手こそがシャルケには必要なんだ』と直接伝えてくれたことが大きかったです。選手としてはすごく嬉しいことですし、そう言ってもらえるからこそ、『このチームで、何としてでも良い結果を残すぞ』という気持ちになれるので」

【次ページ】 デビュー戦で失点も「ここでしっかりやらないと」

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