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「筋トレ設備はダンベル1つも置かない」パイレーツ筒香が“私費2億円アカデミー”で“育てたい子供”とは《理想は秋山幸二のバク宙?》
posted2022/01/24 11:01
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Go estudio
約2億円の私費を投じてピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智外野手が設立する「TSUTSUGO SPORTS ACADEMY(筒香スポーツ・アカデミー)」の「完成前報告会」が1月22日、故郷の和歌山・橋本市で行われた。
報告会には元総務大臣の石田真敏衆議院議員、橋本市・平木哲朗市長らも出席、筒香からは新たに非営利型の一般社団法人としてアカデミーを運営し、小学生を対象とした野球チームの結成の他に学童保育やスポーツ教室を併設していくことが明らかにされた。
約3万平方メートルの敷地にすでに完成している25m×25mの室内練習場の他には、内外野に天然芝を張った両翼100mの野球場と同じく天然芝を張った内野サブグラウンド、更には室内練習場に隣接するミニ体育館が作られる予定。全ての施設は今年中の完成を目指して工事が始まったところだ。
「筋トレ設備はダンベル1つも置かない予定です」
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今回の報告会で新たに明らかになったのが、室内練習場に隣接するミニ体育館の建設だが、そこにも筒香イズムがびっしり詰め込まれることになる。
報告会後のメディア会見では、こうした総合的な運動施設の通例として、体育館に筋力トレーニング器具などを設置するのかという質問が飛んだが、筒香はキッパリと否定した。
「筋トレ設備はダンベル1つも置かない予定です。僕が筋トレはやらないので」
もちろん筒香もプロ入り当初はパワーアップにつながると思って、一生懸命、ウェートトレーニングをやっていたが、2016年の5月から一切、やらなくなっている。
「僕がバッティングや野球をやる上で常に考えているのは、いろいろな変化に気づけるセンサーを増やしたいということなんです」
その理由を筒香は以前にこう語っている。