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怪物・松坂大輔41歳に聞いた“大谷翔平27歳をどう見ている?”「とんでもない化け物です。次元が違う」「力と力の勝負をしてみたかった」

posted2021/11/04 17:03

 
怪物・松坂大輔41歳に聞いた“大谷翔平27歳をどう見ている?”「とんでもない化け物です。次元が違う」「力と力の勝負をしてみたかった」<Number Web> photograph by Yasuyuki Kurose

Numberの独占インタビューに応じた松坂大輔41歳。西武、レッドソックス、メッツ、ソフトバンク、中日を経て、再び西武で23年間のプロ生活を終えた

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Number編集部

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Yasuyuki Kurose

 平成の怪物・松坂大輔がついにプロ野球人生の幕を閉じた。甲子園の伝説と衝撃のプロデビュー、WBCでの2大会連続MVPなど輝かしい記録と記憶を残した一方で、野球人生の後半は度重なる手術や怪我で満身創痍の中、「ボロボロになるまで」投げ続けた。

 Number1039号『松坂大輔 平成の怪物のすべて』では、引退試合直後の本人インタビューを掲載した。引退にいたるまでの決断の経緯や理想のストレート、最後までワインドアップにこだわった理由――栄光と苦難の道を歩んだ時代の寵児がその胸中を明かしている。

 インタビューの中で「これまでかなわないと思った相手はいるか?」と聞いてみた。

 というのも、松坂大輔について証言した歴戦の強打者やライバルとなるエースたちは、勝敗を超えて、松坂大輔という存在に敬意を表し、ときに「絶対に勝てないと思った」と負けを認めていたからだ。

 はたして、松坂はしばらく考え込んだ後でこう答えた。

「いるかな? いや、いなかったですね。単純に僕より速いボールを投げる人や尊敬している人、すごい人はいましたけど、かなわないと思ったことはない。かなわないという感情イコール負けを認めたことになりますからね」

“ピッチャー松坂”が“バッター大谷”と対戦していたら…

 そんな松坂にとっても、大谷翔平という存在は“別格”のようだ。平成の怪物の眼には、どのように映っているのか。

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