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《20歳》佐々木朗希「誰かを目標にすることはなくなりました」「平均160キロぐらいを投げて」“令和の怪物”が描く自分だけの地図とは?
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph bySankei Shimbun
posted2021/11/03 06:00
20歳となった佐々木朗希。8月のインタビューでは「大人になった実感は全然ない」と語っていた
<名言3>
何事も楽しいと思わないとダメ。
(佐々木朗希/NumberWeb 2021年5月16日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848087
◇解説◇
2019年秋、千葉ロッテマリーンズにドラフト1位指名された佐々木。高校生として最速の163キロを投じる右腕は早くからその期待を注がれ、甲子園未出場ながらも“令和の怪物”という言葉を生んだ。
一軍デビューはプロ2年目の2021年5月16日西武戦(ZOZOマリン)。その日を前にした佐々木の様子は、緊張しているようにも見えたが、一方で楽しんでいるようにも見えたという。
「プロに入って何が成長したかと問われると明確な答えを口にできないけど、精神面は強くなったかなとは思います。何事も楽しいと思わないとダメ。辛いこともいろいろあるのだろうけど、やっぱり楽しまないとダメかなと思う」
マウンドに上がる時の登場曲は人気シンガーソングライター・あいみょんの『今夜このまま』。一軍のマウンドで投げることがなかった1年目から、いつかこの曲が流れる中でマウンドに向かう自分の姿を想像してきた。
「テンションが上がります。あの柔らかい感じが好き。最高です。あいみょんさんのことなら1時間は語れますよ」
人一倍大きな注目を集める中でも、その緊張を楽しむ余裕がある。ピッチャーに必要な度胸もしっかりと備わっているようだ。