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“新庄剛志監督”誕生!超ド派手ハーレー登場&伝説のサヨナラ柵越えヒット…《仰天・新庄劇場》は復活する?
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTamon Matsuzono
posted2021/10/30 11:00
2006年、自身初出場となった日本シリーズで日本一を達成。この年で現役を退いたが、監督として再びファイターズのユニフォームを着ることになった
<名言2>
お尻を見てほしい。ハワイでのトレーニング中は4、5時間練習して、あとはお尻を焼いていましたから。
(新庄剛志/Number600号 2004年4月15日発売)
◇解説◇
新庄剛志が残した名言(迷言?)のひとつ。ユニフォーム越しに日焼けは見えないはずだが、とにかく何を言うか、何をするのかが読めないのが新庄最大の魅力だ。
阪神時代には敬遠球をサヨナラ安打にしたり、大谷翔平が登場する前から野手と投手の“二刀流”に挑戦。メジャーでは日本人初のワールドシリーズを経験し、オールスターでホームスチールをしたかと思えば、日本ハムでは登録名を「SHINJO」に。果ては開幕直後に現役引退宣言……驚かされた例は枚挙にいとまがない。
それでも“お尻発言”の途中に挟まれている「4、5時間練習して」という言葉に、アスリートとしての矜持も感じさせる。
前代未聞だった「48歳でのトライアウト挑戦」でもそうだった。
日本ハム時代の背番号1に身を包んだ男に与えられたチャンスは、4打席。最初の打席では元広島・平岡敬人のストレートを初球打ちしたが、セカンドゴロ。続く第2打席では高野圭佑(元阪神)から四球を選んだ。守備では本職ではないサードやファーストにも入り、他のピッチャーの投球練習中に笑顔でコミュニケーションを図る場面もあった。
午後の部のトップバッターに立った新庄は吉田侑樹(元日本ハム)の2球目のストレートを振っていったものの、セカンドゴロ。それでも一塁までの全力疾走は欠かさなかった。
最後の第4打席は一、二塁のチャンス。1ボール2ストライクから日隈ジュリアス(元ヤクルト)の投じた変化球にタイミングを合わせると、ボールはなんとレフト前に。二塁走者の好走もあって、タイムリーヒットを記録する辺り、稀代のエンターテイナーは健在だった。
北海道日本ハムファイターズの監督として、日本球界に復帰することになった新庄。いま、何を考えているだろうか。