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なぜ西武に今まで“生え抜き2000本安打”がいなかった? 栗山巧に見る“ライオンズ文化”と新たな覚悟とは《清原、秋山、和田、松井稼は他球団で》 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2021/09/05 06:01

なぜ西武に今まで“生え抜き2000本安打”がいなかった?  栗山巧に見る“ライオンズ文化”と新たな覚悟とは《清原、秋山、和田、松井稼は他球団で》<Number Web> photograph by Kyodo News

西武で初となる2000本安打を達成した栗山巧の、プロ初安打(2004年9月)

 この3月、埼玉西武ライオンズは本拠地メットライフドームとファーム施設などの全面改修が完了し、メディアに公開した。筆者もこれに参加し、芝生からシート席に変わった外野、大型遊戯施設、豪華なバックネット裏のエグゼクティブシート、プレミアムシート、パーティーテラスなどを視察した。コンセプトは「ボールパーク化」と「チーム・育成の強化」だという。

栗山巧と中村剛也は、レジェンドになる

 西武ホールディングスの後藤高志社長は、メットライフドームのある所沢市を単なるベッドタウンから、「生活する、遊ぶ、学ぶ」リビングタウンへと進化させると宣言した。

 所沢市に腰を据えると改めて宣言した西武ライオンズは、新型コロナ禍の中で新しい伝統を創出する覚悟を決めたようだ。栗山巧と中村剛也は、レジェンドになる。2人は巨人でいえばON(王貞治、長嶋茂雄)のような存在になるのではないか。

 栗山・中村の「KN砲」の今後の活躍に期待したい。

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