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金メダリスト入江聖奈20歳が読んでいた『がんばれ元気』ってどんなマンガ? 40年越しの脚光、アニメ版の続編を! 

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高木圭介

高木圭介Keisuke Takagi

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photograph byNaoya Sanuki/JMPA

posted2021/08/05 11:00

金メダリスト入江聖奈20歳が読んでいた『がんばれ元気』ってどんなマンガ? 40年越しの脚光、アニメ版の続編を!<Number Web> photograph by Naoya Sanuki/JMPA

女子ボクシング初の金メダルを獲得した入江聖奈(20歳)。40年前に連載が終了している漫画『がんばれ元気』がボクシングを知るきっかけだった

 今回の入江選手の金メダル獲得によって、『~元気』の存在が改めて見直されたことだろう。

 今は原作コミックも電子書籍等で気軽に入手できる時代だが、ここは日本人女性初のボクシング金メダリスト誕生を祝って、40年前の続きを「アニメ化」して欲しいもの。それを、さまざまなコンテンツでもって視聴することになる新たな世代、日本以外の国の人たちへの影響など、その効果は計り知れない。

 その時にこそ、最終回のラストページと同様に「元気が帰ってくる!!」と叫ばせてもらおう。

 余談となるが、そんなアニメ版『〜元気』の後番組としてスタートしたのが週刊少年ジャンプ連載で大人気となっていた『Dr.スランプ アラレちゃん』だった。開会式の演出でも取り沙汰された、のちの日本ポップカルチャーの土台となるような絵柄とリズム、セリフの数々は当時衝撃的だった。40年の月日が経過した今、改めて『がんばれ元気』とは、いろんな意味で「時代の狭間」にあった作品であることを感じさせる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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