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FAで巨人3年目・丸佳浩の復活が阪神追撃の起爆剤 大谷翔平の同僚「トラウトのように」貢献度が特大なワケ【週刊セパ記録】
posted2021/06/29 11:20
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Kyodo News
今季はオリンピック期間中に1カ月弱のブランクがあることもあって、試合消化が早い。
最も試合数が多いソフトバンクはすでに143試合の半数を超えた75試合を消化している。しかし新型コロナ禍の試合中止などもあって、広島はまだ68試合、巨人は69試合、日本ハムは70試合だ。
チームによって消化試合数に差がある場合、消化が遅れているチームはシーズン終盤に帳尻合わせのために大きな連戦になるなど、無理なスケジュールを組むことになる。
特に、広島は屋根のない球場を本拠としている。雨天や台風で今後も試合が流れる可能性がある。それもあって月曜日に試合が組まれたり、長い連戦になるなど厳しい秋が待ち受けることになろう。
ただ広島は野手では宇草孔基、林晃汰、羽月隆太郎、投手でも栗林良吏、森浦大輔、高橋樹也など若手が台頭している。過酷なスケジュールも、彼らにとってはさらなるチャンスになるのではないか。ポジティブな期待感を持ちたいところだ。
オリックス、楽天ともに主力打者が好調
<6月21日から27日の両リーグ、投打の好成績選手>
〇パ・リーグ
打撃 ※RCは打撃の総合指標
杉本裕太郎(オ)24打10安1本4点 率.417 RC7.86
浅村栄斗(楽)20打9安2本6点 率.450 RC7.78
吉田正尚(オ)26打10安3本6点 率.385 RC7.62
茂木栄五郎(楽)20打9安5点 率.450 RC5.45
三森大貴(ソ)24打9安2点 率.375 RC5.42
オリックスは月曜も含めこの週7試合を戦って4勝2敗1分、吉田正、杉本の中軸が合わせて20安打4本塁打10打点の活躍で、チームは楽天に並ぶ首位タイ。その楽天は、浅村と茂木がともに20打数9安打と大当たりだった。
6月になって一軍に登録されたソフトバンク三森は今月6回目のマルチヒット。ロッテの荻野貴司は今週3盗塁をマークした。
投手 ※PRはリーグ防御率による総合指標
松本航(西)1登1勝 8回 率0.00 PR2.84
山本由伸(オ)1登 7回 率0.00 PR2.48
則本昂大(楽)1登1勝 9回 率1.00 PR2.19
高橋光成(西)1登1勝 8回 率1.13 PR1.84
K-鈴木(オ)3登1H 5回 率0.00 PR1.77