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久保建英や堂安律は順当、三笘薫も選出 “サプライズなしの18人”は五輪サッカー歴代最強の陣容…GKから1トップまで起用法をいち早く考察 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byMasahiro Ura

posted2021/06/22 17:10

久保建英や堂安律は順当、三笘薫も選出 “サプライズなしの18人”は五輪サッカー歴代最強の陣容…GKから1トップまで起用法をいち早く考察<Number Web> photograph by Masahiro Ura

U-24ガーナ戦のスタメン11人は全員五輪代表メンバー入りした。サプライズがなかった中で陣容を考察すると……

18人の陣容と成績を見てみると

「金メダルを獲るために、現時点でのベストメンバーを選びました」

 森保監督がそう胸を張ったオリンピック代表は、以下の18人だ。

GK
大迫敬介/サンフレッチェ広島(9試合・14失点)
谷 晃生/湘南ベルマーレ(5試合・0失点)
DF
吉田麻也/サンプドリア(2試合・0得点)
酒井宏樹/浦和レッズ(2試合・0得点)
板倉 滉/フローニンゲン(21試合・6得点)
中山雄太/ズウォレ(18試合・4得点)
旗手怜央/川崎フロンターレ(25試合・8得点)
冨安健洋/ボローニャ(5試合・0得点)
橋岡大樹/シント・トロイデン(13試合・0得点)
MF
遠藤 航/シュツットガルト(3試合・1得点)
相馬勇紀/名古屋グランパス(11試合・3得点)
三好康児/アントワープ(23試合・4得点)
三笘 薫/川崎フロンターレ(17試合・5得点)
堂安 律/PSVアイントホーフェン(4試合・2得点)
田中 碧/川崎フロンターレ(13試合・2得点)
久保建英/レアル・マドリー(11試合・4得点)
FW
上田綺世/鹿島アントラーズ(29試合・17得点)
前田大然/横浜F・マリノス(17試合・9得点)

バックアップメンバー
GK
鈴木彩艶/浦和レッズ(1試合・0失点)
DF
町田浩樹/鹿島アントラーズ(9試合・1得点)
瀬古歩夢/セレッソ大阪(3試合・0得点)
FW
林 大地/サガン鳥栖(3試合・1得点)

※()内はこのチームでの通算成績

三笘、三好ら最終候補のMFは全員入った

 バックアップメンバーにMFがいないから、最終候補に挙がったMFは全員選んだことが窺える。

 昨季のJリーグベストイレブンながら、このチームでは目立った結果を残せておらず、危機感を募らせていた三笘薫も、6月シリーズにおける1得点1アシストのアピールが実って選出された。

 また、18年1月のU-23アジア選手権から頻繁に選出されながら、6月シリーズでは同じ左利きのアタッカーである堂安律、久保建英の陰に隠れた印象の三好康児も、無事にメンバー入りを果たした。

 東京オリンピックは最大6試合。大会は準決勝まで中2日の過密日程で進むため、堂安や久保が出場できない試合もあるだろう。その場合、同タイプの三好が控えているのは心強い。

林らバックアップメンバーにも“可能性”はある

 一方、途中出場で流れを変えられる存在として期待された"シンデレラボーイ"林大地は、バックアップメンバーに回った。

 今年3月のU-24アルゼンチン代表戦で初めて招集されると、第2戦で先制ゴールを叩き込み、一気にサバイバルレースに名乗りを上げた。猪突猛進なプレースタイルは、ピッチで何かを起こす可能性を秘めていただけに残念だ。

 ただし、林をはじめとするバックアップメンバーに、オリンピック出場のチャンスが消えたわけではない。

【次ページ】 各ポジションの陣容を見ていくと

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