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アジャコング「いいですかやっちゃって」 取締役レスラー・藤本つかさが“被災地”凱旋興行に涙しそうになった理由  

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2021/04/22 17:00

アジャコング「いいですかやっちゃって」 取締役レスラー・藤本つかさが“被災地”凱旋興行に涙しそうになった理由 <Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

アイスリボン取締役でもある藤本つかさ(中央)の凱旋興行は彼女の成人式会場でもある宮城県利府町の会場で行われた

梨の旬のころ、満員の会場で

 実はこの日、オリジナル弁当の販売も企画されていたが、宮城は県独自の緊急事態宣言が出ており、まん延防止等重点措置の対象地域でもある。飲食物の販売はできず、チケットも会場キャパの4分の1、250枚で「売り止め」となった。感染予防策を十分に講じても、町をあげてのイベントだからこそ「見に来てほしい=人の集まるところに外出してほしい」という宣伝はしにくかった。

「家に小さい子がいるから」と観戦を断念した藤本の同級生もいたそうだ。本当はもっとたくさんの人に、利府町とプロレス両方の魅力を伝えたかった。だから、今回で終わりにするわけにはいかない。

 会場に地元の名産品を用意したり、もっといろんなことができるイベントにしたいと藤本は考えていた。利府は梨が有名らしい。旬は夏の終わりから秋にかけてか。では、次はぜひその時期に、満員の会場で。藤本は「今度はアジャさんをサイクロンで投げる」と意気込んでいる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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