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桜花賞に国枝師が送り出す、“ディープ似”と“ソダシと互角”の2頭は「ポストアーモンドアイ」になるか

posted2021/04/09 11:01

 
桜花賞に国枝師が送り出す、“ディープ似”と“ソダシと互角”の2頭は「ポストアーモンドアイ」になるか<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

阪神ジュベナイルフィリーズでのサトノレイナス(左)とソダシ。このレースをクビ差で制した白毛馬に国枝師が再び挑む

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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Satoshi Hiramatsu

 今週末、阪神競馬場では第81回となる桜花賞(GI、芝1600メートル)が行われる。3歳牝馬による3冠レースの第一弾。いよいよクラシックシーズンの幕開けだ。

 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を優勝し、2歳女王となった白毛馬ソダシが注目されるこの1戦に、アカイトリノムスメとサトノレイナスの2頭を送り込むのが美浦の国枝栄調教師だ。同師は過去に2度、桜花賞馬を育てている。

 アパパネとアーモンドアイだ。

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 前者は2010年、後者は2018年にそれぞれ桜花賞を制すと、そのままオークスと秋華賞も優勝。いずれも牝馬3冠馬となっている。

「ご存知のようにアーモンドアイはスーパーホースでした。どんなレースでも心配せずに送り出せました。一方アパパネは本番こそ勝つけど前哨戦はなかなか勝てませんでした。切れるというよりジワジワ来るタイプの馬だったので連戦連勝とはいかなかったのかもしれません」

アカイトリノムスメはディープ似?

 そのアパパネの仔がアカイトリノムスメだ。母子制覇を目指す1冠目を前にして、国枝師は改めて語る。

「アカイトリノムスメは筋肉質だったお母さんよりも父親の方が出ている感じがありますね」

 父親とはすなわちディープインパクト。

「入厩当初は尻っ跳ねをして調教助手を振り落とすような面がありました。気性面でのそういった激しさは父親似だと感じたものです」

 デビュー戦こそ「何も分かっていない感じ」(国枝師)で7着に敗れたが、その後「考えていた通りの競馬ぶり」(同師)で未勝利戦をあっさり勝つと、赤松賞、クイーンC(GIII)と3連勝。重賞ウイナーとして桜花賞に駒を進める事になった。

【次ページ】 初めての関西圏への移動も「心配はしていません」

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