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「レスラーの定年は50代」を覆す、武藤敬司と秋山準のベルト奪取。
posted2021/03/12 07:00
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph by
AFLO
「あれ? いま、なんでムトウなんだろうか?」
コロナ禍のなか、なぜか高年齢レスラーの活躍が際立っている。2月12日、プロレスリング・ノアによる11年ぶりの東京・日本武道館大会で、王者・潮崎豪vs.挑戦者・武藤敬司のGHCヘビー級選手権試合が行われた。フリーの武藤が潮崎の猛攻に耐えて、29分32秒、意表を突く武器フランケンシュタイナーで逆転勝ち。ノアで初のタイトルを獲得し、新日本のIWGP、全日本の三冠に続く、3団体制覇のグランドスラムを達成した。佐々木健介、髙山善廣に次いで3人目の快挙。58歳という史上最年長記録まで刻んだ。