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実は好青年な加藤浩次にバナナキング、スピキンでジーコのお小言… 水沼貴史が語る『スパサカ』懐かし秘話
posted2021/02/22 18:00
text by
水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph by
Sankei Shimbun
先日、28年続いた『スーパーサッカー』が終了すると発表されました。私にとっても10年もの長い間(1995年10月~2006年1月)、出演させてもらった大事な番組だったので、とても寂しい気持ちになりました。
初めて出演したのは現役時代のころ、ちょうどMCが生島ヒロシさんと西田ひかるさんの体制で始まってからすぐの回にゲストとして呼んでいただきました。今ではあまり見かけなくなりましたが、当時はJリーガーを集めた“特番”が各局で放送されていて、それを見た関係者の方が声をかけてくれたんだと思います。
それに『スーパーサッカー』には金田(喜稔)さんら日産OBがよく出演されていたので、何かと縁も深く、解説者として活動し始めたあたりからコメンテーターとして呼んでいただき、そこからレギュラー出演のお話をいただくようになりました(96年12月~)。人気番組だった『ブロードキャスター』と『チューボーですよ!』に続く時間帯でしたから、そのままチャンネルを合わせたまま観てもらえたのかなと思っています(笑)。
“サッカーを定着させる”時期に良いバランスで
最初にお世話になった生島さんはMCとしての技術や話術が本当に素晴らしかった。大御所MCに仕切ってもらえるわけですから、私たちはそれに付いていくだけ。博識にも関わらず、わからないことはハッキリ「わからない」とおっしゃる方でしたから、視聴者の代表として質問する生島さんにいかに理解してもらえるか、そんなことをよく考えてコメントしていました。
アシスタントの(三井)ゆりちゃんもファン代表の立場としてサポートいただき、“サッカーを定着させる”という時期にすごく良いバランスで番組ができたかなと感謝しています。