継続、連続は自分の力になる

　継続、連続は自分の力になる。

　子供に教えていくと同時に、それは自分にも言い聞かせてきた。

　彼の指導を見ていると、積み重ねてきたキャリアを感じさせる。雨が降ってきたら、当初考えていた練習メニューを変えている。というよりも子供たちの反応を見ながら即座に、適したメニューを提示している。

「雨が降ってくるとどうしても集中が途切れがちになります。動くのを止めて説明する時間が長くなってしまうと体が雨で冷たくなってしまいますから、短時間で説明できるメニューにします。それでもみんな集中しているなと感じたら、ちょっと難しいメニューにしてみる。そうやって常にケースバイケースでやっているんです」

　指導者として成長できているから、ケースバイケースが可能となる。

　大きな学びとなったのが、コーディネーション・アカデミーの講師に招く他競技のアスリートたちとの出会いであった。

（後編に続く。下の「関連記事」からもご覧になれます）