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大野雄大、球数少なく完封連発の神業で沢村賞も見えた? 週刊・セパ好成績&珍記録まとめ 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2020/10/27 06:01

大野雄大、球数少なく完封連発の神業で沢村賞も見えた? 週刊・セパ好成績&珍記録まとめ<Number Web> photograph by Kyodo News

2ケタ勝利に到達して笑顔の大野雄大。キャリアハイと言って過言でない成績を残している

完投数と1回あたりの球数が凄い

 先発投手の完投がレアな記録になる中で、大野雄大はなぜこうも完投数を伸ばすことができるのか。その秘訣は「球数の少なさ」にある。

<両リーグ規定投球回数以上の投手の1イニング当たりの投球数5傑>

1 大野雄大(中)14.74(2000球/135.2回)
2 西勇輝(神)15.04(2061球/137回)
3 石川歩(ロ)15.39(1842球/119.2回)
4 山本由伸(オ)15.48(1961球/126.2回)
5 有原航平(日)15.49(1978球/127.2回)

 投手は1イニングを15球以下で投げるのが理想とされるが、大野は両リーグでただ1人「15」を切っている。菅野智之は16.01(2039球/127.1回)で8位。菅野は、ここ2試合6回119球、7回116球と効率の悪い投球で2敗したが、投球の効率でも大野は他の投手を圧倒している。

 沢村賞はかつては記者投票だったが、現在は堀内恒夫氏を委員長とする沢村賞選考委員会が選考している。優勝が確実な菅野にアドバンテージがあるともされるが、選考指標における優位に加えて、平成以降の連続無失点記録を更新すれば、大野が受賞する可能性が高くなるだろう。

 大野、菅野、山本の登板機会はあと2試合とみられる。大野有利だが、その結果次第ではまだ予断を許さない。

ソフトバンクが12連勝記録

<10月19日から10月25日までの1週間の成績>

【パ・リーグ】
○チーム成績
1ソフトバンク6試合5勝1敗0分 率.833
打率.312 防率1.67
2西 武6試合4勝2敗0分 率.667
打率.216 防率2.94
3オリックス6試合3勝2敗1分 率.600
打率.263 防率3.83
4楽 天6試合2勝2敗2分 率.500
打率.292 防率3.54
5日本ハム6試合1勝4敗1分 率.200
打率.202 防率6.67
6ロッテ6試合1勝5敗0分 率.167
打率.254 防率3.75

 24日に負けるまでソフトバンクは12連勝、21日に点灯したマジック8を4日間で2まで圧縮した。今週に優勝が決まりそうだ。マジック対象のロッテは新型コロナ陽性者が復帰したが調子が上がらず。日本ハムは投手陣が崩壊している。

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