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羽生善治九段、タイトル通算100期へあと3勝 “伝説の名人”と同じ、不思議な巡り合わせとは
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKyodo News
posted2020/10/24 09:35
豊島将之竜王に勝利した羽生善治九段
大山十五世名人と羽生九段の“巡り合わせ”とは
NumberWebにて掲載された記事『羽生善治九段50歳に 大山康晴、加藤一二三…天才棋士たちの恐るべき“最年長記録”、羽生は超えられるか』によると、年齢を重ねても偉大な実績を有しているのは大山康晴十五世名人だ。
1973年、50歳時に中原誠十六世名人から十段(竜王戦の前身)を奪取して無冠を返上している。それから47年後、同じく50歳となった羽生九段が、50歳にして“無冠返上”に挑戦。不思議な巡り合わせとなっている。
すでに永世七冠など数々の偉業を成し遂げている羽生九段。この勝利で前人未到のタイトル通算100期まであと3勝となった。藤井二冠、豊島竜王、渡辺明名人(36、棋王・王将と三冠)ら10~30代のトップ棋士が中心となって激戦を繰り広げられる中でも、いまだその棋力は絶大であることは間違いない。