西口文也の名言
完全試合しても1勝。完封しても1勝。途中で交代しても勝てれば1勝。重みは違うにしても1勝は1勝。
西口文也(プロ野球)
ノーヒットノーラン達成目前となった8、9回にその試合初安打を許す。近年は「ノーノ―未遂」とも呼ばれるようになったが、その悲劇を立て続けに味わったのは2005年の西口文也だ。5月13日の巨人戦で9回2アウトから初安打を許し大記録を逃しただけでなく、8月27日の楽天戦では9回、27人を無安打どころか無四球で抑えながら、味方打線も無得点に終わり、10回のマウンドに立つことに。先頭打者に初ヒットを許し、“幻の完全試合”となった。西口は「悔しかったかな」と口にしたが、その悔しさとは「ノーアウトでランナーを出したこと」だったという。大記録よりも目の前の1勝。エースとして最優先したものは、勝利だった。
Number781号(2011/06/23)
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