堀米雄斗の名言 

「スケボーと学業の両立」を第一に考え、通信制高校のサポート校である聖進学院東京高に進学した堀米。各々に見合うカリキュラムが用意される同校には、細かい校則はほとんどないが、恩師である田上光徳氏とは「路上でスケートボードに乗らないこと」を約束した。授業が終われば、午後はそのまま練習場へ向かう毎日。毎朝スケートボードを抱えて登校したのは少しでも長く滑りたいから。彼の影響を受けた同級生たちが教師の目を盗んで路上に繰り出しても、堀米は最後まで先生との約束を守り抜いたという。高校を卒業後、大きな夢を抱いて渡米。瞬く間に「X GAMES」を制する世界トッププレーヤーとなり、苦手だった英語で数々のインタビューをこなしている。2020年2月、堀米は母校を訪れ、東京五輪のチケットを渡す約束を田上と交わしている。

Number1006号(2020/07/02)