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アスリートが声を上げるとき。
~社会問題に沈黙しないこと~
posted2020/06/27 08:30
![アスリートが声を上げるとき。~社会問題に沈黙しないこと~<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/d/e/1500wm/img_defd3a44f1994a468a76aa917c1dee7d383459.jpg)
3月のBNPパリバ・オープン中止の前にウオーミングアップを行う大坂。その発信には大きな注目が集まる。
text by
![鷲田康](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
鷲田康Yasushi Washida
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AFLO
何も知らないのだから、オマエらは黙って自分の仕事だけやっていればいい――アスリートやアーティストが政治的発言をすると、必ずこんな反論が巻き起こる。
つい最近も女優の小泉今日子さんらが、ツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけて抗議運動を展開すると、アンチからはこの論調のリプライが殺到したという。
「その論理だと、例えばIKEAで働いていたら、IKEAの“グローンリード(ソファーのシリーズ)”のことしか話せなくなります」
プロテニスプレーヤー・大坂なおみの反論だった。
黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官の暴行で死亡した事件を巡り、全米では大規模な抗議運動が展開され、アスリートや芸能関係者も次々と参加している。在米の日本人選手でもMLBシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手やロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手、NBAワシントン・ウィザーズの八村塁選手やメンフィス・グリズリーズの渡邊雄太選手らが抗議の意思を表明した。
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