ソチ五輪女王ソトニコワ引退。
「これからもファンを幸せに」。
～まだ23歳、次の夢を応援したい～

　'14年ソチ五輪女子金メダルのアデリナ・ソトニコワ（23）が引退を表明した。ここ5年は怪我のために競技から離れていたが、今年になり背中にプレートを入れる手術を受け、競技復帰は難しくなったという。

　ソトニコワは、ロシアが国家の威信をかけて育て上げた、ソチ五輪の申し子だった。'07年に自国開催の五輪が決まって以来、悲願の『女子の五輪金』に向けたエリート教育に力を入れたロシア。'08年のロシア選手権を12歳で制した彼女に、白羽の矢が立った。'09年にはウラジーミル・プーチン首相（当時）が試合を激励に来て、ソトニコワが「私は五輪女王になる」と宣言し、2ショット写真を撮った。