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高校バスケ王国・福岡の頂上決戦。
第一と大濠、それぞれの365日間。
text by
古川明Akira Furukawa
photograph byKyodo News
posted2020/01/08 08:00
試合終了後、福岡第一(白のユニフォーム)と福岡大大濠の両校選手は感極まった表情で健闘をたたえ合った。
最上級生が抜ける新年度は……。
才能あふれる最上級生が抜けた両校にとって、2020年は試練の年になるかもしれない。
WC準決勝で第一を苦しめた東山や、報徳学園は司令塔、留学生ともに2年生。さらに八村2世こと山崎一渉(1年)を擁する明成も王座奪還を狙う。
もちろん、第一と大濠も黙ってはいない。第一と大濠の新3年生には、大濠の平松を筆頭に中学時代に日本一に輝いた西福岡中のメンバーが散らばっている。今年度からU-16となった国体も福岡が制した。
第一は昨年同様、元日に練習をスタートさせた。
「バスケ王国福岡の覇権は日本一を意味する」
その言葉を証明する戦いは休む間もなく始まっている。