SCORE CARDBACK NUMBER
「親分」「ボス」はもう古い。
変質するメジャーの監督像。
~個性派が去り、中間管理職に?~
posted2019/10/23 07:30
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Getty Images
レギュラーシーズン終了を待っていたかのように、プレーオフ進出を逃したチームの監督人事が、慌ただしく動き出した。世界一3回の名将、ジャイアンツのブルース・ボウチーが引退したのをはじめ、任期満了となるカブスのジョー・マドンが退団。エンゼルスのブラッド・オースマス、メッツのミッキー・キャラウェーらが解雇された。
結果がすべての勝負の世界。洋の東西を問わず、率いるチームが低迷すれば、監督が責任を問われるのはプロスポーツ界の常識でもある。ただ、昨今のメジャーの解雇劇は、結果だけが理由ではない側面も見え隠れする。