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かつては暗殺、今は棄権指令。
政治が翻弄するイラン格闘技界。

posted2019/10/12 08:30

 
かつては暗殺、今は棄権指令。政治が翻弄するイラン格闘技界。<Number Web> photograph by 2015 THE SHEIK

アントニオ猪木とのタイトルマッチや日本マット参戦など日本とも縁が深いシーク。2005年にはWWE殿堂に選出。

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

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2015 THE SHEIK

 イランとアメリカの緊張が高まっている。トランプ米大統領は武力行使も辞さない姿勢を見せていて予断を許さない状況だ。そうした最中、異色のドキュメンタリー映画『アイアン・シーク』が公開される。

 シークの本名はコシロ・バジリ。テヘラン出身のイラン人である。1960年代後半、レスリングで2度もナショナル王者となり、イラン初の五輪王者で国民的英雄のゴラムレザ・タクティの後継者として期待されていた。しかし、タクティは謎の自殺を遂げる。これは当時国王だったシャーの陰謀で、暗殺だったと言われている。「次に殺されるのは自分」と察したバジリはアメリカに亡命した。

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