田中幸雄の名言
だってあれは、ぼくのキャリアの中でも最大の汚点ですから。
田中幸雄(プロ野球)
田中は通算2012安打、287本塁打を放つなど『ミスター・ファイターズ』と呼ばれた存在だ。そんな彼が野球人生で悔やみきれないのは、2004年9月20日、プレーオフ進出を決定づけるサヨナラ勝ちなのだという。9-12で迎えた最終回、3点差を追いついた日本ハムは、満塁で「SHINJO」こと新庄剛志がバッターボックスに立つ。その新庄が初球を叩いて、スタンドイン。劇的すぎるサヨナラ満塁ホームラン!……と思いきや、新庄が勢いよく走りすぎ、一塁走者の田中を追い越してしまったのだ。その結果、「打点1のシングルヒット」に記録は訂正。「打った瞬間にホームランだとわかって頭の中が飛んでしまったのかな。だから新庄を迎えに戻ってしまった」。ベテランが平静さを失うほどの「新庄劇場」だった。
Number980号(2019/06/13)
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