望月慎太郎の名言 

2019年のウィンブルドンで栄光をつかみ取った日本人は、錦織圭でも大坂なおみでもなく、16歳の望月だった。今シーズンは全仏でベスト4進出を果たすなど進境著しかった中で、ウィンブルドンで四大大会ジュニアの男子シングルス日本勢初となる優勝を果たした。「快挙なんて実感はなくて、ウィンブルドンに限らず、大会を優勝できたことは自分の成長だと思います」、「調子に乗るのは絶対よくないと思う」と16歳とは思えないコメントとともに、憧れの先輩である錦織を超えようという意欲も垣間見せる。初々しい若武者は、全米オープンの舞台も席巻するか。

Number983号(2019/07/25)