Jをめぐる冒険BACK NUMBER
遠藤航が語る欧州2年目と森保J。
「残された時間は多くないけど」
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byAtsushi Iio
posted2019/08/09 11:50
ベルギーでインタビューに応じてくれた遠藤航。言葉の節々に日本代表、海外組としての自覚を感じさせる。
シュミット、鈴木優磨の手助けも。
――マイペースに?
「マイペースに。トミみたいに順調にステップアップしていくことは、なかなかないと思うし。彼もまた、ステップアップした場所でしっかり試合に出られるかどうかが大事になってくる。
僕の場合は、年齢も高くなってきたので、できる限り早く上のクラブに行きたいという想いはより強くなっていますけど、そんな簡単にオファーが来るものでもないだろうな、とも思いながら。このチームでやり続けることがマイナスだとは思っていないし、ここでも成長できるので、やり続けながらオファーを待っている、という感じですね」
――今シーズンはシュミット・ダニエル選手、鈴木優磨選手が新たに加わりました。切磋琢磨していく環境に変わりはありません。
「少しでも手助けできればいいと思うし、僕自身、これから移籍するにしても、ここに残るにしても、自分がどういう風に成長していくか楽しみです。成長できるかどうかは自分次第。どこに在籍するかは関係なく、次のワールドカップに向けて、しっかりやり続けることが大事だと思っています」