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29歳の人気者“チケゾー”の今。
最高齢ダービー馬へ柴田政人の伝言。 

text by

石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

PROFILE

photograph byKei Taniguchi

posted2019/05/16 12:00

29歳の人気者“チケゾー”の今。最高齢ダービー馬へ柴田政人の伝言。<Number Web> photograph by Kei Taniguchi

「チケゾー」の愛称で親しまれている人気者は、来年3月に30歳の大台を迎える。

柴田政人騎手からのメッセージ。

 ウイニングチケットを訪ねる前に、人馬一体で念願のダービーを制した柴田政人からも盟友・チケットへのメッセージを預かった。

「ゆっくり余生を送って、長生きしてほしい」

 実は9年前の2010年7月、函館競馬場で16年ぶりの再会を果たした柴田とチケット。当時、久しぶりに会ったチケットを見た柴田は、「若々しくて、20歳になったような感じがしませんでした。まだピカピカ黒光りしていて、体にハリがあって」と元気な姿に目を細めていた。

 あれから9年。チケットはいま生きているダービー馬としては国内最高齢となった。大自然のなかでのびのびと過ごしているチケットと今年2月に調教師を定年引退した柴田政人。次に2人が対面したときは、お互いにどんな会話をするのだろうか。

「(チケットが)元気な間にぜひ会いに来てほしいですね」(太田さん)

Number978号「日本ダービー革命元年」掲載の『柴田政人「チケットによろしく」』は、初めて明かされる柴田の秘話を含め、めまぐるしく移り変わる時代の中で「競馬と競馬に携わる人を愛した男」を描いています。すべての競馬ファンに贈る物語を、ぜひお読みください。
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#ウイニングチケット
#柴田政人

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