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度重なる負傷を経験した苦労人、エンビードが取り戻した自信。~「NBAでトップ10」と自任する男の復活劇~ 

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byGetty Images

posted2018/03/05 07:00

度重なる負傷を経験した苦労人、エンビードが取り戻した自信。~「NBAでトップ10」と自任する男の復活劇~<Number Web> photograph by Getty Images

オールスターゲームで先発したエンビード。シクサーズの選手では'06年のアレン・アイバーソン以来となった。

 2月18日、ロサンゼルスで開催されたオールスターゲームで、スターターの1人としてステージに立ち、名前が呼ばれたとき、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)はいつになく硬い表情をしていた。ふだんは飄々として自信満々、試合ではベテラン相手でも平気でトラッシュトークする彼だが、このときばかりは鼓動が速くなり、身体が震えるほど緊張していたのだという。

「オールスターに出ることは僕にとって特別だった。これまでのことがあったから、実際以上に特別だった」とエンビードは言う。


 カメルーン出身のエンビードは、15歳のときにバスケットボールを始め、母国出身のルーク・バー・ア・ムーテ(ヒューストン・ロケッツ)に見いだされ、アメリカに出てきた。高校、そして名門カンザス大で頭角を現し、NBA入りしたのが2014年6月。

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