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スペイン人監督ブーム到来! 成功の鍵は
理想より現実!?~J2に大挙してやってきた
彼らの命運を握るのは~
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byGetty Images
posted2016/12/17 17:00
ヴェルディのロティーナ新監督はレアル・ソシエダ、ビジャレアルなどで指揮をとってきた。
スペイン人監督が日本に押し寄せている。すでにJ2の東京ヴェルディはミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を、徳島ヴォルティスはリカルド・ロドリゲス監督を招聘した。フットサル日本代表監督もブルーノ・ガルシア監督と契約。国籍はアルゼンチンだが、現役時代にスペインでプレーした印象の強いジェフ千葉のフアン・エスナイデル監督も含め、ちょっとした「スペインブーム」ともいえる状況だ。
スペイン人監督の増加は日本に限ったことではない。ここ10年間で、海外に仕事の場を求めるスペイン人監督は大きく増えた。特にワールドカップ優勝を成し遂げた2010年以降にその数は激増。現在も100人以上の監督がスペイン外で指揮している。無名の若手から、グレゴリオ・マンサーノ監督のように、名の知れたベテラン勢まで幅広い。