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“内山の弟分”からの飛躍。試練のW世界タイトル戦。~河野と宮崎が主役として一本立ちするために~
text by

前田衷Makoto Maeda
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2016/08/22 09:00

メインカードに抜擢された田口良一(右)は、「メインは内山さんの席」と戸惑いを見せた。
この4月まで、現役の世界チャンピオンを3人も抱え、わが世の春を謳歌していたワタナベジム。核になる内山高志がKO転落で無冠に追われてしまったのは意外だった。残る2人の王者が、8月31日、東京・大田区総合体育館で行われるWBA公認の「ダブル世界タイトルマッチ」で、揃って4度目の防衛戦に臨む。
“亀田を破った男”河野公平は倒し屋で鳴る暫定王者ルイス・コンセプシオンをパナマから迎え、保持するスーパーフライ級王座を賭ける。一方、ライトフライ級王者田口良一は、関西から元WBAミニマム級王者宮崎亮の挑戦を受ける。
