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フェラーリが宣戦布告。波乱含みのシーズン開幕。~メルセデスをギリギリまで追い込んだタイヤ戦略~
text by
今宮純Jun Imamiya
photograph byAFLO
posted2016/04/01 08:00
ベッテルはスタートで首位奪取したが、赤旗中断とタイヤ交換ミスが響き3位に終わった。
'16年シーズンはフェラーリがスタートから王者メルセデスに宣戦布告し、幕が開いた。「こういうレースが見たかった」とオーストラリアGPに詰めかけたファンたちがどよめいた。
秋の嵐のような風雨に見舞われた金曜、フェラーリ勢は周回を控え気味で下位、覇者ハミルトンがFP1、2で1位と明暗が分かれた。曇り空の土曜、FP3は初のドライコンディション。慌ただしくロングランと予選想定ランをした両チームが上位を占め、対決色が鮮明に。夕方午後5時、経過時間ごとに最下位が脱落する新方式の予選スタート。だが、Q3の最後はコース上に誰もいない情況でハミルトンが通算50回目のPPを獲得した。