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米で「年間最高試合」に。三浦隆司と日本人の評価。~ラスベガスで戦う、ということの意味~
text by
前田衷Makoto Maeda
photograph byBOXING BEAT
posted2016/01/25 08:00
敗れた三浦(左)だが最新の世界ランキングで同級1位をキープ。リベンジの機会を窺う。
昨年、米国で一番名を上げた日本人ボクサーといえば、三浦隆司以外にいない。現地時間11月21日、本場ラスベガスのリングに立ち、WBC世界スーパー・フェザー級王座5度目の防衛戦でメキシコのフランシスコ・バルガスにTKO負け。タイトルを奪われ傷心の帰国となったが、この試合が大きな反響を呼んだ。暮れに「スポーツ・イラストレイテッド」誌をはじめ、ESPN局やUSAトゥデー紙、「リング」誌といった米国メディアが「年間最高試合」にこの試合を選び、全米ボクシング記者協会の「年間最高試合」にもノミネート。日本人選手の試合ではこれまでになかったことで、三浦にとっては大きな勲章だろう。