“Mr.ドラフト”の野球日記BACK NUMBER

2019年セ新人王争い、根尾昂は対抗。
本命に推したいヤクルト塩見泰隆。 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

PROFILE

photograph byKyodo News

posted2019/01/27 11:00

2019年セ新人王争い、根尾昂は対抗。本命に推したいヤクルト塩見泰隆。<Number Web> photograph by Kyodo News

2019年、2年目となる塩見泰隆。ルーキーイヤーは一軍で1安打のみだったが、どこまで数字を伸ばせるか。

同じヤクルトの村上も注目。

 チームメートの村上宗隆(三塁手・ヤクルト)も候補に入る。イースタン・リーグではリーグ3位の打率.288を挙げ、本塁打17、打点70はともに2位で、見事なのは盗塁16(5位)。塩見より評価を下げたのはウインターリーグでの打率.224という成績。それでも本塁打4と打点15は同リーグ1位だった(本塁打は塩見と同数)。

 ヤクルトの三塁手は故障の影響で過去2年低調だった川端慎吾。'15年に打率.336、安打195で首位打者と最多安打に輝いている中心選手で、今季32歳は老け込む齢ではないのでレギュラー奪取のハードルは高いが、ここを超えれば村上が、と言うよりヤクルトが大きく変貌していく可能性がある。

 以上をまとめると、新人王の本命は塩見泰隆(外野手・ヤクルト)、対抗は根尾昂(遊撃手・中日)、伏兵は齋藤友貴哉(投手・阪神)と勝野昌慶(投手・中日)という顔ぶれで、パ・リーグとは反対に打者有利の予想に傾いた。

 キャンプで彼らがどういう動きを見せるのか楽しみである。

BACK 1 2 3
#根尾昂
#塩見泰隆
#村上宗隆
#東京ヤクルトスワローズ

プロ野球の前後の記事

ページトップ