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34歳のルーキー、平野佳寿は
日本人新記録にも浮かれない。
~74試合登板、来季はクローザー?~
posted2018/10/23 15:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Yukihito Taguchi
淡々と話しつつも、少しだけ胸を張った。
ダイヤモンドバックスの平野佳寿が、9月24日のドジャース戦で救援し、今季74試合目の登板に到達。2004年の大塚晶則(パドレス)、'13年の上原浩治(レッドソックス=現巨人)の「73」を上回り、日本人メジャーのシーズン最多登板記録を更新した。この日は、制球に苦しみ、3失点したこともあり、満面の笑みとはいかなかった。それでも、開幕前に掲げた「少しでも多くの試合に投げる」との目標を、新記録という形で達成できたことには、素直に満足できた。
「毎試合集中して入れたのが良かった。日本のプロでやってなかったら、ちょっと右往左往していたと思いますけど、やることはほとんど一緒。日本での経験が、こっちでも生きたのかなと思います」