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女子背泳ぎ復権を託される若手3人。
酒井夏海、小西杏奈、赤瀬紗也香。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2018/08/05 11:00

女子背泳ぎ復権を託される若手3人。酒井夏海、小西杏奈、赤瀬紗也香。<Number Web> photograph by AFLO

酒井夏海は日本選手権で高校新をマーク。パンパシで上位に食い込めるか。

支えは池江ら同世代の活躍。

 各種目で自己ベストを更新して復調の兆しを見せると、日本選手権100mは小西に次ぐ2位だったものの派遣標準記録を突破、200mでは自己ベストで優勝したのである。

 支えとなったのは、池江璃花子をはじめとする同世代の活躍だった。「自分が情けない、でも自分もできないことはない」と奮い立たせると練習への取り組みを見直し、高地合宿も敢行。それが成績に反映されての2年ぶりの代表入りとなった。

 背泳ぎは、小西、酒井に加え、赤瀬紗也香(23=ANAエアポートサービス)が出場する。赤瀬は中学生の頃から活躍。数々の国際大会に出場し、2015年の世界選手権にも出ている。その後、苦しい時期が続いたが、5月のジャパンオープン100mで4年ぶりに自己ベストを更新した。

 三者それぞれ、キャリアや立ち位置は異なる。だが、日本代表として活躍したいという思いは等しい。そしてそんな思いが、かつての栄光から一転して現状では「弱点種目」とされている女子背泳ぎの再建にも寄与することになる。

 パンパシフィック選手権に出場する3人の泳ぎに注目したい。

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