サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER

「危機感はない」発言は多分正しい。
川口能活の記憶と、西野流の原点。 

text by

戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

PROFILE

photograph byNaoki Nakanishi/JMPA

posted2018/06/19 07:00

「危機感はない」発言は多分正しい。川口能活の記憶と、西野流の原点。<Number Web> photograph by Naoki Nakanishi/JMPA

2010年の川口能活はサプライズでの招集だったが、その効果も岡田監督は計算していたのだろう。

荒れたW杯の空気に連鎖反応が起こるか。

 日本代表を率いるのは今回が初めてでも、西野監督にはアトランタ五輪の経験がある。Jリーグでの経験は、日本人指導者のなかでズバ抜けている。監督としてどのように振る舞うべきなのかは、経験として分かっているだろう。

 8年前の南アフリカで川口が感じた兆しに似たものが、コロンビア戦を控えたチームにもあるなら──。

 アイスランドがアルゼンチンと引き分け、メキシコはドイツを下した。スイスはブラジルと引き分けに持ち込んだ。日本のような立場の国にとって、大会序盤の流れは申し分ないと言っていい。

 W杯ではしばしば、連鎖反応がおこるものである。

BACK 1 2 3
#川口能活
#岡田武史
#西野朗
#ロシアW杯
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ