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競走馬は連闘でこそ能力を発揮する!?
安田記念注目の超良血馬と矢作師。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/06/02 08:00
モズアスコットが連闘で安田記念を勝てば、有効なローテーションとして見直される可能性も?
それほど体重が落ちていなければ……。
父は14戦全勝の英国の名馬フランケル、母の父は米国の名馬ヘネシーという超良血。
バンブーメモリーは連闘でもプラス2kgの馬体重で出てきた。そうしたタフさを見せてくれれば、29年ぶりの連闘勝利も夢ではなくなるだろう。
◎モズアスコット
○スワーヴリチャード
▲ペルシアンナイト
△リスグラシュー
×リアルスティール
注サングレーザー
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東京芝1600mは、ほかの競馬場なら2000mに相当すると言われており、その意味ではスワーヴリチャードが最有力候補か。
モズアスコットの僚馬リスグラシューとリアルスティールも上位争いしそうだが、「同厩の人気薄」という格言もある。
29年前よりメンバーは揃ったが、モズアスコットには、それをはね返すだけの潜在能力と血統的背景がある。
ここが名馬への扉となるか、注目したい。