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スーパーラグビーついに開幕!
五郎丸歩&畠山健介が伝えたいこと。

posted2018/02/23 17:00

 
スーパーラグビーついに開幕!五郎丸歩&畠山健介が伝えたいこと。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

大学時代からの盟友と。杯を傾け、日本ラグビー界全体のことを真剣に、時には笑いも交えて語りあった。

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薦田岳史(Number編集部)

薦田岳史(Number編集部)Takeshi Komoda

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Takuya Sugiyama

 2月24日のブランビーズ戦(秩父宮ラグビー場)で今シーズン初戦を迎えるサンウルブズ。

 世界最高峰のスーパーラグビーに参入して3年目、来年秋の日本開催W杯も控え、今シーズンの飛躍が期待される。そのスーパーラグビーの魅力を、発売中のNumberPLUS「サンウルブズ 狼の咆哮」で、五郎丸歩選手と畠山健介選手が語り尽くした。

 スーパーラグビーのレッズを経験したキッカーとイングランドのファルコンズを経験したプロップ。

 '15年W杯メンバーで、早稲田大学同期、世界を知る2人の対話は果てしなく続いたのだが、今回は誌面では掲載しきれなかった「対談余話」を特別に公開します。

今季は5位以内を目指す!

――サンウルブズの今シーズンの目標は、「5 FOR TOP5 IN 2018」。つまり、5位以内を目指すと。過去2シーズン通算で3勝しかしていない中で、大きな目標を掲げました。

畠山「そうやって目標を明確にすることはすごく大事なことだと思いますね。今までは『日本代表の強化の一環』というフワッとした目的しかなかったものが、はっきりと具体的な数字を示すことで、ファンもよりわかりやすくチームを応援することができるようになったんじゃないでしょうか。

五郎丸「選手にとってもモチベーションが上がるし、すごくいいことだよね。3勝をこえますとか言われるよりも、5位とはっきり示されたほうが『やってやろう!』と奮い立つし、目標を達成するために自分が何をしなきゃいけないか1人ひとりが考えるようになる。

 エディージャパンの時も、最初は『トップ10に入る』と目標を定めて、実際に10位になったら『W杯でベスト8を狙う』となった。さらにW杯の組み合わせが決まったら『南アに勝つ』という風に次々大きな目標ができた。

 最初は『いやいや、そんな簡単にいかないでしょ』という雰囲気もあったけど、だんだん選手たちがその目標に向かって行動を起こし始めたから、サンウルブズでもそういういい効果があるんじゃないかな」

【次ページ】 “多国籍軍”で日本人が学べること。

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