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坂本花織と三原舞依が互いを語る。
彼女たちもまた「最強のふたり」だ。 

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稲田修一(Number編集部)

稲田修一(Number編集部)Shuichi Inada

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photograph byAsami Enomoto

posted2018/02/05 07:00

坂本花織と三原舞依が互いを語る。彼女たちもまた「最強のふたり」だ。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

坂本花織(左)と、三原舞依(右)、平昌五輪では明暗分かれたが、彼女たちの輝かしいキャリアはこれからも続いていく。

最初に出会ったとき「気が強い子が来たな」。

 だが、インタビューの際、三原はふっきれたような表情で、時折笑顔も見せていた。聞き手であるスポーツジャーナリストの松原孝臣さんのささやきかけるような質問に対し、一言ひとこと考えながら、丁寧に誠実に答えていく。坂本は三原に最初に出会ったとき、「気が強い子が来たな」と思ったそうだが、柔和な表情の中にも、確かに芯の強さが感じられた。

 ショートプログラムに苦しんだことについては、技術面よりも自分の気持ちの弱さが原因だったと語る。だが、「どんなに弱くても、たぶん心は折れないです。折れたときはご臨終している、死んでいると思います。私からスケートをとってしまったら何も残らないと思うんです」と、強い言葉を発した。

 気持ちはすでに、今シーズンの集大成を見せる場となる四大陸選手権、そして4年後の北京五輪へと向かっていた。そして、坂本との絆はこれからも変わらないと誓っていた。

 そして迎えた1月24日からの四大陸選手権。坂本はショート、フリーともに自己ベストを更新する圧巻の演技で優勝を飾り、平昌五輪へと弾みをつけた。三原はショートで今シーズン最高の演技を見せ、フリーもガッツポーズが飛び出すほどのほぼ完璧な演技で、総合2位。実力が本物であることを証明した。

 今シーズン、ふたりで出場できる最後の試合で決めたワンツーフィニッシュ。これからも互いに励ましあいながら高みを目指していく坂本と三原は、日本が誇る「最強のふたり」と呼んでよいだろう。

小学生の頃に出会って10年来、切磋琢磨してきたこの“最強のふたり”。親友にしてライバル……坂本花織、三原舞依のインタビュー全文はNumber945号でご覧ください。カワイイ秘蔵ショットも満載です!
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