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2017年の中日は臥薪嘗胆だった……。
京田陽太、大野奨太から反撃開始だ! 

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伊藤哲也

伊藤哲也Tetsuya Ito

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photograph byKyodo News

posted2018/01/04 11:00

2017年の中日は臥薪嘗胆だった……。京田陽太、大野奨太から反撃開始だ!<Number Web> photograph by Kyodo News

驚異の新人・京田も、松坂の入団に関しては興味津々。「僕からすればスーパースターですから。一緒にプレーできたら嬉しいです」とコメント。

京田、大野と、ようやくセンターラインが固まった。

 谷繁元信監督1年目のシーズンオフには、西武・炭谷銀仁朗のFA獲得に動いたが失敗。

 翌年も日本ハム・大野奨太の獲得調査を進めたが、結局実現しなかった。

 そしてようやく今オフになって大野の獲得に成功。日本一を経験した捕手の存在は、何よりチームに安定感をもたらすに違いない。

 京田の出現、大野の獲得でようやくセンターラインが固まりつつある中日。ただこれで来季は6年ぶりのAクラスを視界にとらえたといえば、そう甘くはないだろう。

 昨年に続き、今季も先発陣の2桁勝利はなし。救援陣も今季は守護神・田島慎二が奮闘したが、盤石とは言い難い。

 若手の小笠原慎之介、柳裕也、鈴木翔太らの底上げはもちろん、獲得に動く新外国人投手にかかるウエートは大きい。

 今オフはソフトバンクを退団した松坂大輔の獲得に動き、1月下旬に入団テストを行う予定だ。平成の怪物が万全なら戦力として起用する可能性は高いが、果たして右肩の状態がどこまで回復しているのか……。

 ただひとつだけ言えることがある。松坂がナゴヤドームのマウンドに立つことができれば、野球ファン以外からも注目を集めるのは必至だということだ。話題の乏しい中日にとっては朗報だろう。その行方を注視したい。

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