フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
アイスダンス五輪王者が平昌向けエール。
「日本のスケーターは、良いお手本」
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAkiko Tamura
posted2017/10/17 11:20
ロックフェラーセンター・アイスリンクで、華麗な演技を披露した五輪金メダリストのデイビス&ホワイト。
現在でも公私共に多忙な2人。
通常、シングルに比べるとアイスダンスの注目度はまだまだ低い。
だがアメリカのアイスダンサーとして初の五輪金メダルを手にした彼らは「スターズ・オン・アイス」などアイスショーに招聘されて世界中を飛び回るだけでなく、アメリカの人気テレビ番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」に出場するなど、多彩な活動を行ってきた。
日本のエアウィーヴマットレスなど広告契約も何件か手にし、チャーリー・ホワイトはフィギュアスケートの総合メディア「アイスネットワーク」のコメンテーターとしても活躍している。
ホワイトは妻で元アイスダンサーのタニス・ベルビンのおめでたを公表したばかり。公私ともに充実した日々を送っているのである。
ホワイトによる平昌五輪の予想は?
ホワイトは平昌五輪アイスダンスの予想を聞かれて、こう答えた。
「フランスのガブリエラ・パパダキスとギョーム・シゼロン、そしてカナダのテッサ・バーチューとスコット・モイアのトップ2チームが、他から一歩抜きん出ている。どちらもクリーンに滑ったら、優勝は彼らの間で争われることになるでしょう。また今季世界選手権3位だったアメリカのマイア・シブタニ&アレックス・シブタニは、毎年着実に実力を伸ばしてきている。彼らがどこまでトップに迫るかも楽しみです」
そして平昌五輪全体についてこう述べた。
「競技に出ていた当時は、ぼくたちの人生の中でも特別な時代だった。こうしてそこから一歩外に出て現実を見ると、アイスダンスだけではなく競技全体のレベルは、短期間にものすごく上がっていることがわかります。平昌五輪は興味深い戦いが見れると思うので、観客の1人として応援するのを楽しみにしているんです」