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情状証人となった佐々木主浩氏が、
親友・清原への思いを初告白。
posted2017/06/28 17:30
text by
鈴木忠平Tadahira Suzuki
photograph by
Takuya Sugiyama
元プロ野球選手で、ハマの大魔神こと佐々木主浩氏(49)が清原和博氏の初公判で情状証人として出廷して以来、初めて親友への思いを激白した。
昨年5月17日、清原氏の刑の軽減を求めるため、その人柄などについて法廷で証言した佐々木氏は裁判を最初から最後まで傍聴した後、報道陣に対応した。情状証人となった理由を問われると、こう言った。
「親友だから」――。
佐々木氏は今回、清原氏が Number930号「清原和博『告白』」(6月29日発売)の取材に応じると聞くと、自らも口を開くことを決意。インタビューでは「親友だから」という言葉に込められた思いを明かした。
「キヨがインタビューを受けると聞いた時はすごく嬉しかったし、彼のためになると思いました」
友を信じ、真っ向から清原と向き合ってきた。
佐々木氏によれば、初めて清原氏と会ったのは高校3年生、甲子園の後に行われた鳥取国体でのことだったという。
「向こうはすでにスーパースターだったから、一緒に写真撮ってと言ったんですよ。そうしたら……」
初めて会ったその時、清原氏が見せた対応が後の2人の関係を決定づけたという。
清原氏より4年遅れてプロ入りした佐々木氏は、初めてのオールスターでの対決、FAで巨人に移籍した際の舞台裏など思い出を振り返っていく中で、清原氏がその強面に隠していた繊細な部分についても語った。
薬物疑惑の渦中、多くの人が清原氏から離れていく中、佐々木氏は友を信じ、真っ向から向き合ってきた。
そして昨年3月、保釈された後、2人で食事をしたという。たった2人のその空間で交わした言葉、そしてこれからの話――親友としての絆はこれからも続く。