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清原にホームランを打たれた男達。
勝負の先にも続く「人生」の深み。
 

text by

伊野尾宏之

伊野尾宏之Hiroyuki Inoo

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photograph byWataru Sato

posted2017/04/23 08:00

清原にホームランを打たれた男達。勝負の先にも続く「人生」の深み。<Number Web> photograph by Wataru Sato

PL学園のユニフォームを着て清原和博が甲子園で描いたアーチは計13本。その一つ一つに、秘められた物語がある。

スポーツを通じて、私たちは人間を見ている。

 かつて海老沢泰久が『ヴェテラン』で伝えたのと同じように、『清原和博への告白』はそのことを表現している。

 世界中が見ているような国際的な試合から、プレイヤー以外誰も知らないような一般人の試合まで、スポーツには膨大な物語がある。

 そして、それを見ている私たちにもその試合に接してからの物語ができる。

「スポーツを見る」とはやる側と見る側、それぞれの長い人生の中の一瞬が交差する点が作られることだ。

 その点がその後の人生の中で大事なものになったりする。あのとき清原と対戦した男たちのように。あのとき清原のホームランを見た私たちのように。

 スポーツを通じて、私たちは人間を見ている。人間のすることを見ている。

『清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実』 特設ページ

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Number Books

『清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実』

PL学園時代の清原和博が甲子園で放った通算13本塁打は、今後破られることがない不滅の記録だろう。この13本は、ただの記録として残っているわけではない。甲子園の怪物に出会い、打たれた球児たちは、あの瞬間の”記憶”とともに、その後の歳月を歩んできた――。

定価:本体1300円+税特設ページへ

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清原和博
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