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トランプの親族がマーリンズを買収!?
イチローと“子”たちの去就は。 

text by

笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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photograph byNaoya Sanuki

posted2017/02/15 11:40

トランプの親族がマーリンズを買収!?イチローと“子”たちの去就は。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

マーリンズのチームメイトの多くがイチローを慕い、その教えを乞うている。果たして選手の刷新はあるのか否か……。

大統領色がついたチームは支持されるのか?

 CBSスポーツは「ロリアオーナーのもとでは、マーリンズの年俸総額も観客動員も最下位に近かった。新オーナーがお金をつぎ込むことの方が良いかもしれない」と報じたが、名乗りを上げた「クシュナー・カンパニー」とトランプ大統領の結びつきの強さを指摘する『ニューヨーク・タイムズ』紙は「ファンやスポンサーはチームやリーグをボイコットするか、支持するか」などと取沙汰されているとも伝えた。

 また、ロリアオーナーは昨年の大統領選でトランプ陣営に12万5000ドル(約1400万円)の寄付をしていた事実もある。

 この騒動、どのような決着を見せるのかはもう少し時間がかかりそうだが、いずれにしろマーリンズのロリアオーナーが球団売却に動き出したことは事実と言えるだろう。

イチローの“最高のチームメイト”は守られるのか。

 オーナーが変われば、球団方針も変わってくる。1997年にオマリー一家からフォックスグループに売却されたドジャースがいい例で、'98年にチームの顔であったマイク・ピアザ、野茂英雄を次々と放出し、血を入れ替えた。

 イチローが常日頃、「最高のチームメイトとハッキリ言える。まぁ、“子”たちですよね、もう。年齢差から言えば。本当に感謝しています」と言う仲間たちの存在はもちろん、自身の去就さえも不透明になってくる可能性を経営者の交代は意味する。

 だが、気にしても解決に至らないことにイチローが惑わされることはない。今は万全のシーズンを過ごすため、キャンプでの準備に集中するだけ。

 キャンプは17日(日本時間18日)から始まる。

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